【炎上】ヒカルの「VALU騒動」とは結局何だったのか?

昨年の夏頃から急激に人気を集め、その大胆な行動と饒舌な話術で一気にYouTubeユーザーを虜にした大物YouTuberの「ヒカル(hikaru)」。株式会社VAZに所属するクリエイターの一人であり、彼を中心とした有名ユーチューバーのグループ(ヒカル・ラファエル・禁断ボーイズその他)は「NextStage(ネクストステージ)」として多くの人に認知されていたのはまだ最近の話である。

(出典:2017/4/3:当たりはなかった?祭りくじで悪事を働く一部始終をban覚悟で完全公開します より)

 

彼らは一年という短い期間ながらも日本中の注目を集め、一時は月間チャンネル登録者数の上位を獲得。独自の過激なパフォーマンスや多額のプレゼント企画で着々と登録者数を増やしていった。

当時は誰が見ても順風満帆なレールを走っている様に見えた。

 

しかしながら今年の9/4に、ヒカルのチャンネルで「NextStage」を解散し、自身の活動も無期限停止とするという衝撃的な発表がなされた。

その原因はご存知の通り「VALU事件」や「VALU騒動」として既に認知されているが、果たしてどれだけの人がこの事件・騒動を正確に捉えているのだろうか。

今回はその事件・騒動の一連の流れを客観的に追い、改めて解説していこう。

 

この騒動について分かっている人も、分かっていない人も、そもそも興味がない人も、是非記事を読み進めて行って貰いたい。YouTubeユーザーでなくとも、この事件から学ぶことは多くあるのだ。

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そもそもVALUとは何なのか

VALUとは今年の春に出来た新しいサービスで、自身の株を発行することにより資金を集めることができるプラットフォームだ。

自身を株式と見立てて、その人のスキルや価値に投資できる史上初のサービスにより、著名人らが芋づる式にそのサービスに参入。そうすることでVALUは日本中の注目を集めた。

仕組みは非常に簡単だ。まずは、著名人がVALUを始めると自身の株である「VA」と呼ばれる仮想の株式を発行する。

そのVAを私達「VALUER」と呼ばれる買い手が、一定額以上で買い付ける。

VALUを利用する大まかな流れは以上である。株との大きな違いはその買い付けを「ビットコイン」で決済する部分にある。

 

この双方のやりとりによりお互いに利益が生まれる。まず、発行者側(VALUでVAを発行している人)はVAが売れることにより自身にお金が入る。その人の価値は集まった金額の総額などでも判断されるので、その人自身の価値も上昇する。

買い手側(VAを購入する人)は、一定額以上のVAを買うことにより、その発行者が提供するサービスを受けることが出来る。例えば、VALUER限定公開の情報ページを提供したり、モノを提供したり、だ。

イメージ的には近年盛り上がりを見せている「クラウドファンディング」のプラットフォームに類似していると言えるだろう。

 

今回のヒカルの騒動の大きな発端となったのはこの「VALU」にある。ではいったい何が起きたのだろうか?

 

今回の騒動の原因

一体誰に責任があるのか

今回の騒動の原因はVALUにあると言ったが、VALUサービスそのもの自体が悪いわけでは無く、その複雑なシステムにより非常にややこしい話になっている。この問題はある程度知識がないと太刀打ちできない。

まず事前に仮想通貨周辺の法整備について知っている必要がある。そして、VALUとは何たるや、を理解していないとこの騒動を正確に把握することは難しい(既に上で説明したが、後に追加で説明する)。

 

まず今回の騒動で誰が悪いのかを聞くと、ほとんどの人が口を揃えて「ヒカルが悪い」と言い放つ。確かにある程度悪い部分もあるが、実際の所もっと責任を追求して良い部分もある。つまり、「全部ヒカルのせい」と断定するには非常に言い難い。

その理由として、ヒカル以外にも多くの人や会社がこの問題に絡んでいるという事。そしてこの問題に対する法律面が未だ整っていない事に起因する。

 

騒動の発端となったヒカルの「VA放出」

VALUのVAは株式同様、その需要変動により価格が形成される。つまりその人のVAを買う人が多ければ多いほど値段が上がるのだ。VAは一定数放出されるので、数が少なくなると必然的に価値が上昇する。この仕組みをまず理解して頂きたい。

ということは逆にそのVAの需要が低下すれば必然的に価値は下落する。ここも大丈夫だろうか。

この仕組みが分かっていれば今回の騒動を理解するのも容易だ。

 

ヒカルがVALUを始めるという噂は瞬く間に日本中に広がり、その需要が上昇することは目に見えていた。価格が上がる前にVAを購入しようと、VALUERがヒカルのVAを買おうと買い付けが殺到、順調にその価値は上がり、集まった資金はヒカルがYouTubeの経費に使うということで皆認識していたはずだ。

しかしながら事件は起こった。ヒカルが、保有していたVAを「全て」放出してしまうのである。その額は約5000万円。当然VAの価値は下落し、VALUERはVAを買ったことにより含み損をしてしまったのである。

 

しかし、VAの放出自体は問題ではない。なぜなら、自身がVAを放出しないと「資金集めのプラットフォーム」としてVALUを利用できないからだ。

利用者が損をしてしまうのは想定内であるが、片やVALUERとして利益もでなかったのが今回の問題点だろう。

 

通常VAの買い付けにはVALUER限定のサービス(優待)などが付随するのだが、ヒカルの場合それが無かった。かつ、事前にTwitterなどでサービス(優待)を期待させる発言を謳っていたことによりVALUERの怒りが爆発。含み損とのダブルパンチでヒカルは一気に窮地に追いやられる事態にまで発展したのである。

 

法的観点からの見解

では今回の騒動を法的観点からみたらどうなるのだろうか。

結論から先に言うと、ヒカルが行った行為それ自体は法律に抵触することは無い、というのが現状だ。

 

一見犯罪もどきのような騒動に見えるのだが、今回の騒動に関しては犯罪として扱われる事はまず無い。

なぜかと言うと、この騒動に対応する法律がきちんと整備されていないからだ。

ヒカルの「VA全放出」という行動は、株式の世界では「インサイダー取引」に類似している。

インサイダー取引は、犯罪である。しかしながら今回はVALU上での「ビットコインの売買」であるので犯罪には抵触しないが、インサイダー取引と似たような行動をとることが可能なのである。更に言えばこのような行動をVALU上で違反とみなされてはいない。

「やってはいけない」という規約はどこにも存在しないのだ。

 

法律や規約が存在しないが故にこの問題は一部のメディアやニュースで報じられていたが、認識している人は少ない。

これに乗じてお金儲けをしてやろう、という人は少なからず居ただろう。

客観的にみればこの騒動を作ることを可能にしたシステムを提供している「VALU」にも非があるのかもしれない。

 

今回の騒動を経て国も迅速に腰を上げる必要がある。仮想通貨周辺の法律は未だ整っていないのが現状だ。

 

ヒカルの謝罪動画について

 

ヒカルはこの騒動を受け2017/9/4に釈明動画をアップロードし、そして今現在、この動画以降YouTubeへの動画投稿を休止している。

この動画では、ヒカルが世間で騒がれている噂にを含めた今回の騒動について釈明がなされている。詳細を知りたい方は是非この動画を見て頂きたい。

 

違和感を覚える「釈明」

彼は、「VALUをYouTubeの企画として利用するつもりだった」と説明しており、同NextStageのメンバーである禁断ボーイズのいっくんと、ラファエル、ヒカルの3人でVALUの総額を競い合う、ある種の人気バトルのような動画を企画していた様だ。

その時点で彼らにはVALUについての詳しい知識は有しておらず、「おもしろそうだな」位に思っていたと動画内で話している。

筆者はこの部分にかなり違和感を覚えた。

そもそもお金を取り扱うサービスなので、そこは厳重な注意を払って企画を進めるべきであるが、最低限このツール(VALU)でお金を発生させ、稼ぐことができるという認識は彼らにあったはずである。

この騒動の裏ではもしかするとヒカルはそういう話をしていたのではないか、という噂が出回ったり、終いにはそれを裏付ける証拠画像やLINEの画像などが出回ったりした。

これについては動画の冒頭で説明している通り、「言及はしない」としている。

 

動画をあげるならこの部分をきっちり説明すべきではないだろうか。「包み隠さずお伝えする」というのなら、自分に不利な情報であっても説明するのがYouTuberとしての務めだと思うのだが、いかがだろうか。

 

人気の代償は大きい

この騒動で改めて感じる事は、「人気の代償は大きい」ということである。一連の騒動で、何が起こっているか把握していない人も、「ヒカルは悪い」「詐欺師だ」という噂に流されてついつい悪く捉えがちである。

ファンもアンチも紙一重とは、まさにこのこと。人気が大きい分影響力も高く、その分恨みも買いやすい。人気YouTuberになれたらなれたで、苦労する場面に直面することが多そうだ。

 

最近こそYouTuberという言葉が浸透してきたが、かつてはこのような動画投稿者は注目されなかった。今やニュースに取り上げられるほどの影響力を持つ人もいる。正に時代の流れによって作られたインフルエンサーである「YouTuber」の人気の移り変わりは早い。人気がある分、代償は大きいと思っていた方がいいかもしれない。

 

ヒカルの今後について

ヒカルは現在、自身を無期限活動停止としているが、あるメディアではYouTubeでの活動を継続していく意思を示しているとのことが報じられている。

とりあえず、ほとぼりが冷めるまでは当面謹慎だが、皆が忘れさった数年後に再度YouTuberとして息を吹き返す日が来るかもしれない。その時は確実に話題になること間違いないだろう。

 

現在ヒカルのチャンネル登録者数は減少傾向にあるが、それでも200万人以上の登録者をキープしている。それほど現在も影響力を持ち、期待されている・注目されている証である。

 

おわりに

人気YouTuberヒカルの「VALU」騒動を簡単に説明したが、いかがだっただろうか。

理解できてなかった人にとっては「そういうことだったのか」と納得できる記事になっていたと思う。

少しだけこの騒動を知っていた人も、改めて整理してみてはどうだろう。

客観的な事実を踏まえ、ヒカルを改めて認識し、評価して貰えればと思う。

 

擁護するもしないも、あなた次第。

YouTuberの炎上事件は、次にいつ起こるかわからないのである。

 

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3 件のコメント

  • […] のYouTuberヒカル氏の師匠として登場した人物で、ヒカル氏がVAZに所属する際に顧問に就任・value騒動と言われるYouTubeJapan史上最大級の大炎上の黒幕(ヒカルやラファエルにvalueでの上場を持ち […]

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